イラン外相がルーマニアを訪問
11月 09, 2016 17:30 Asia/Tokyo
イランのザリーフ外務大臣が、新たな東ヨーロッパ歴訪で、9日火曜夜、レバノンのベイルートからルーマニアの首都ブカレストに入りました。
イルナー通信によりますと、ザリーフ外務大臣はブカレスト訪問で、ルーマニアの政府高官と会談する予定です。
核合意後の経済的な目的の実現と関係拡大の枠内で、イランの経済活動使節団がこの訪問に同行しています。
ザリーフ大臣はルーマニアの後、スロバキアとチェコを訪問し、これらの国の政府高官と会談、協力に関して話し合いを行う予定です。
ザリーフ大臣は今年の春にも経済使節団を率いて、ポーランド、フィンランド、スウェーデン、リトアニアのヨーロッパ4カ国を訪問しました。
ザリーフ大臣と政治・貿易使節団は、レバノンの大統領選挙後に行われた同国への2日間の訪問で、7日月曜、アウン新大統領と会談し、両国の関係や地域情勢について協議しました。
ザリーフ大臣はさらに、シーア派組織ヒズボッラーのナスロッラー事務局長、ベッリ国会議長、サラーム首相、ハリリ元首相、バシール外務大臣と個別に会談しました。
同大臣はこれらの会談で、レバノンでの政治的な合意の締結を歓迎し、同国の国益の枠内でのレバノンの新政府との協力に向けたイランの用意を明らかにしました。
ザリーフ大臣は、一部の地域問題をめぐる中東諸国の見解の対立を自然なことだとし、「テロと過激主義から利益を得る人は誰もおらず、地域問題を克服する唯一の方法は、軍事的な手段を避けて政治的に解決することだ」としました。
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