イランとロシアの戦略関係
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アミーンザーデ解説員 ロシア国防相の公式招待を受けて使節団を率いてモスクワを訪問したイランのデフガーン国防軍需大臣は、2日間のロシア高官との協議を終え、テヘランに戻りました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
2月 17, 2016 21:11 Asia/Tokyo
  • イランとロシアの戦略関係

アミーンザーデ解説員 ロシア国防相の公式招待を受けて使節団を率いてモスクワを訪問したイランのデフガーン国防軍需大臣は、2日間のロシア高官との協議を終え、テヘランに戻りました。

デフガーン国防相はこの訪問で、ロシアのプーチン大統領と、最も重要な二国間、地域、国際問題に関して話し合った他、ショイグ国防大臣、およびロゴジン副首相や、その他の防衛・政治の関係者と会談しました。

ショイグ国防相は、デフガーン国防相との会談で、「両国の間には、地域・国際問題に関して

高いレベルでの信頼関係が存在する」としました。彼は数ヶ月前に行われたプーチン大統領と最高指導者及び大統領の会談後の両国の関係における動きについて触れ、「ロシアはイランとの長期的な協力を求めている」と述べました。

デフガーン国防相が強調したように、今回のモスクワ訪問は、イランの防衛力の強化を目的に行われたものですが、これはイランの政策と防衛政策が他国への攻撃に反対していることを強調するものです。デフガーン大臣はこれに関して、「イランの防衛力は、地域の安定を強化し、拡大するものだと考えている」と語りました。

イランとロシアの関係は、幅広い関係であり、地域の安全にとって重要で戦略的なものと見なされます。こうした中、両国の関係には浮き沈みが見られています。この10年、制裁がピークに達し、イランとロシアは協力を制限してきました。核協議の開始により、イランとロシアの政治的・戦略的な関係は浮き沈みに直面しました。この中で、ロシアはイランにS300ミサイルシステムを引き渡すことになっていましたが、ロシアはその取り決めを実行しませんでした。こうした中、イランとロシアの関係は共通の利益に注目し、政治と経済、地域の安全保障の分野で拡大してきました。

シリアとイラクにおけるISISの勢力拡大から生じる脅威により、西側は地域のテロ対策に存在する弱点を利用しています。こうした中、地域情勢はイランとロシアの関係をさらに近づけています。評論家は、シリア問題におけるイランとロシアの協力は決して戦術的な協力に基づく可能性はないと見ています。

実際、ロシアは西側の脅威の後、イランとの協力や接近に向けて更なる動機を見出しています。これに加えて、ロシアは西側からの制裁行使後、経済的打撃を受けています。このため、対イラン制裁の影響の緩和もまた、イランとの関係拡大に向けたロシアの動機を増しています。実際、制裁は、イランとロシアの関係において一種の機会に変わりました。このため、地域の恒久的な治安と安全の確立に向け、両国に存在する可能性を利用すべきでしょう。

エネルギーの安全と輸出もまた、ロシアとイランの関係における戦略的な問題です。地域のシルクロードネットワークやエネルギーライン、海、陸、鉄道協力には安全が必要です。これに関して、ロシア、イラン、地域諸国は上海協力機構、エコー、カスピ海沿岸諸国の協定など、地域の機関の枠内で、安全保障政策の協力を整えることができます。こうした中、イランとロシアの関係は未来を見つめるものであり、この関係の発展の速度が増すことが期待されています。