EUとイランの関係拡大
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EUが声明を発表し、再度、核合意を完全に履行することを表明しました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
11月 15, 2016 20:35 Asia/Tokyo
  • EUとイランの関係拡大

EUが声明を発表し、再度、核合意を完全に履行することを表明しました。

アミーンザーデ解説員

EUのモゲリーニ外務・安全保障政策上級代表は14日月曜、EU外相理事会の終了後、核合意を支持し、核合意の継続と実行をEUの優先事項だとしました。モゲリーニ上級代表は、核合意は国連安全保障理事会も認めている合意だとし、「この合意の完全な実行への支持はEUの義務だ」と強調しました。

この声明は、2015年7月の総括と、EU上級代表とイラン外務大臣の4月の共同声明に基づき、「EUはイランとの協力の拡大を決めている」と強調しています。

イランとEUは現在、新たな政治協議を開始しています。しかしながらイランはこの対話、特に人権問題やミサイル分野でのイランの防衛力に関する議論において考慮すべき点を提示しています。

同時にイランは、核合意遵守におけるEUの外相らの強調を歓迎し、政治、経済、安全保障の分野で、両者は協力拡大に向けた用意があると考えています。この方向で、EUはこうした目的を推進するための重要な歩みとして、イランにおけるEU事務所の開設を完全に支持していますが、これは時間を要する問題だとし、「今もこれにどのくらい時間がかかるかわからない」としました。

明らかなことは、EUは核合意実施の結果としてのイランとの経済関係の拡大を歓迎し、イランが法規に基づき、世界の経済や貿易システムに再度加わることに支持を表明しているということです。しかしながら今も、道のりは遠く、イランが金融関係など、完全に制裁解除の恩恵を受けるためには、多くの問題が存在し、これは核合意の相手側が自らの取り決めを守っていないことを示しています。

EUの声明はある見方によれば、核合意に対するEUの明らかな姿勢を示していますが、別の見方からは、EUとアメリカの不信感を示しており、これは西側陣営においては明らかであり、核合意のみならず、他の問題においても欧米の関係における問題に変わっています。こうした対立の裾野は、経済・金融政策うから軍事・安全保障問題までを含みます。このため、EUの声明を、核合意におけるヨーロッパの決定や取り決めを超えて分析すべきでしょう。

EUはこうした声明を発表することで、地域や世界の問題におけるアメリカとの利害関係をはっきりと線引きしていますが、どの程度この政策を実行するかは、EUの後の決定によります。人権や地域での緊張緩和に向けた協力などの問題について話し合いなど、建設的な形でイランと見解を近づけることは、こうした目的の実現を促す歩みです。明らかに、イランもこうした関係を支持しています。

EUが認めるように、イランは地域で重要な役割を担っています。このためもしEUの声明で説明されているように、EUが地域の緊張緩和に向けてバランスの取れたアプローチをとり、暴力や亀裂を煽る行動を控えるなら、その場合はイランとの関係の展望も希望ある明るいものとなるでしょう。