12月 07, 2016 19:11 Asia/Tokyo
  • イラン、アメリカ議会の最近の決定を国連に提訴

アメリカ議会で、先ごろ、イラン制裁法の10年延長が決定されたことについて、イランは正式に国連に提訴しました。

アメリカ上院は、1日木曜、イラン制裁法の10年延長法案を全会一致で可決しました。

これにより、アメリカ議会は、2026年までイランへの制裁を継続する法案に賛成票を投じました。

イラン制裁法はオバマ大統領の署名を待つことになります。

イルナー通信によりますと、イランのホシュルー国連大使は、国連のパン事務総長に宛てた書簡の中で、アメリカ議会の決定は核合意に反するものであるとし、パン事務総長の次回の安保理への報告にこの問題を含むよう求めました。

この書簡ではまた、「核合意の内容により、アメリカは、核合意の関係国のひとつとして制裁の延長や再開、あるいは核合意の精神や目的に反するあらゆる行動を回避することが義務付けられている」と強調されています。

ホシュルー大使はさらに、「イラン制裁法の延長は、アメリカの核合意の取り決めに反するものだ。そのため、このような行動の否定的な影響の責任はアメリカに及ぶことになる」と語りました。

また、国連事務総長に対し、核合意のすべての関係国、特にアメリカに、この合意の遵守を促すよう求めました。

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