一日一冊、本の紹介(47)
イラン暦1342年ホルダード月15日、つまり1963年6月5日は、イランのイスラム運動の方向性の転換点となり、イスラム革命が始まった日に当たります。
イスラム革命の創始者ホメイニー師の逮捕と、パフラヴィー朝政権による、ホメイニー師に従う人々の殺害は、イランの歴史の中でも、それまでになかった出来事とされていました。当時、ホメイニー師は、この措置が秘密の組織によるものだと強く感じており、それを暴露しました。この秘密組織は、アメリカの帝国主義以外の何ものでもなく、ホメイニー師は、声明の中で、それを腐敗の母であり、パフラヴィー朝の王、モハンマドレザー・シャーをアメリカの傀儡としていました。
この時期、この状況を把握することは、ほとんどの人々にとって困難でしたが、パフラヴィー朝体制の動向とアメリカによる明らかな干渉は問題を明白化させ、1978年から1979年の運動において、「アメリカに死を」というスローガンが人々の原則となったのです。つまり、1963年6月5日は、イスラム勢力が初めてアメリカと対峙し、ホメイニー師の指導により、イランのイスラム運動のアイデンティティを示した日だったのです。
ジャヴァード・マンスーリーによる著作、『資料が語るホルダード月15日の蜂起の歴史』は、この蜂起に関する資料を読者が利用できるようにするために出版されました。この本は、アメリカがいつからイランに積極的に内政干渉し、支配権を得るためにどのような道を歩んできたのか、どのようにアメリカの干渉がホルダード月15日の蜂起につながったか、その結果はどんなものだったかなどの問いに答えようとしています。この本の中の資料は、この支配の様相について物語っており、イランにおけるアメリカの内政干渉と犯罪と、ホルダード月15日のアメリカの傀儡政権の決定について証明する歴史的な証拠を物語っています。
この本はイスラム革命資料センターにより出版されています。