2月 23, 2016 22:48 Asia/Tokyo
  • イランとアゼルバイジャンの大統領が関係拡大を強調

イランとアゼルバイジャンの大統領が、経済や貿易など、様々な分野における両国の関係拡大を強調しました。

アゼルバイジャンのアリエフ大統領は23日火曜朝、ローハーニー大統領の招待を受け、政治・経済高等使節団を率いてテヘラン入りしました。

二国間、地域、国際関係の拡大、両国間の政治、経済、貿易、文化の分野での協力の拡大が、アリエフ大統領のテヘラン訪問の目的となっています。

アリエフ大統領がイランを訪問するのはこの1年で二度目のことです。

イラン大統領府の広報サイトによりますと、ローハーニー大統領は、アリエフ大統領との共同記者会見で、この30ヶ月のアゼルバイジャン大統領との5回の会談について触れ、「制裁解除後に行われる今日の会談で、両国は経済、政治、文化などすべての分野で共通の活動を行うことができる状況にある」と述べました。

さらに、テロ対策における両国の協力についての協議に触れ、「両国は地域でのテロ対策分野で協力を拡大することを決めている」と述べました。

また、「イランとアゼルバイジャンは、地域問題は軍事的ではなく、政治的に解決されると考えている」としました。

一方のアリエフ大統領もこの記者会見で、「アゼルバイジャンはイランとの関係と協力を可能な限り拡大することを決めている」と語りました。

さらに、「テロ対策における協力の拡大に向けた両国の意志を強調し、「明らかに、両国の関係の拡大は、地域の平和と安定の強化につながるだろう」としました。

また、シリアなど地域問題に関する両国の共通の見解について触れ、「アゼルバイジャンも、シリアの人々が国の将来を決定すべきだと考えている」と述べました。

ローハーニー大統領はさらに、23日、イランとアゼルバイジャンの高等使節団の合同会議で、イランとアゼルバイジャンの関係を戦略的で友好的なものだとしました。

ローハーニー大統領は、人権など様々な問題を口実に各国の内政に外国が干渉することを非難し、「現在、我々は人権やテロ問題における西側のダブルスタンダードに直面しており、地域問題への対応とその解決において、共通の論理を有するよう努力すべきだ」と語りました。

アリエフ大統領もこの会議で、イランとの政治、経済、文化協力は非常に良好なレベルで行われているとしました。

イランとアゼルバイジャンは協力を拡大し、加速させるために、大統領の立会いのもと、11の合意文書と合意覚書を締結しました。

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