イランの女優がアカデミー賞授賞式をボイコット
1月 27, 2017 16:36 Asia/Tokyo
今年のアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされているイラン映画「セールスマン」に出演している女優のタラーネ・アリードゥースティさんが、アメリカのトランプ大統領の人種差別的な行為に抗議し、アカデミー賞授賞式をボイコットします。
IRIB通信によりますと、アリードゥースティさんは26日木曜、「トランプ氏が一部の国のイスラム教徒の入国制限を決定したことに抗議し、アカデミー賞の授賞式への参加を控える」と発表しました。
アリードゥースティさんはツイッターで、「イラン人への査証発給停止というトランプ氏の決定は人種差別行為であり、これに抗議し、授賞式には出席しない」としました。
アスガル・ファルハーディ監督の「セールスマン」は24日火曜、外国語映画賞の最終ノミネート5作品に選ばれました。
ファルハーディ監督は、2012年、「別離」でイラン映画史上初のアカデミー賞を受賞しました。
最新作の「セールスマン」は、複数の国際映画祭で賞を受賞しています。