イラン大統領、「核合意妨害は外交の失敗」
イランのローハーニー大統領が、フランスのエロー外務大臣との会談で、核合意へのあらゆる妨害は国際分野での外交的な失敗だとしました。
ローハーニー大統領は31日火曜、テヘランで、エロー外相と会談し、「核合意は複雑な国際問題を対話によって解決することができたというメッセージを含むものだった。そのため全ての国はその維持と強化に向け努力すべきだ」と述べました。
また、「イランはIAEA国際原子力機関も認めているように、核合意における取り決めを履行しており、全ての関係国が怠慢や遅延なくその取り決めを正確に実行するよう努力すべきだ」としました。
さらに、世界や地域におけるテロの問題について触れ、「イランは現代のテロの犠牲国として、地域のテロ対策の先頭に立っている」と語りました。
ローハーニー大統領は、シリア問題に関しても、「この問題は軍事的に解決することはできない。政治的な方法によってのみ解決されるべきだ」と強調しました。
また、「同時に、シリアの領土保全と共に、人道支援の移送やこの国の復興、テロ、とくにISISや旧ヌスラ戦線への対策を継続すべきだ」と述べました。
一方のエロー外相も、この会談で、「全ての国は国際的な成果としての核合意を守るべきだ」と強調し、「EUは核合意の成果の維持に対して一体となった戦略を持っている」としました。
エロー外務大臣は30日月曜、テヘランを公式訪問し、31日火曜、イランとフランスの経済会議に出席すると共に、イランのザリーフ外務大臣やシャムハーニー国家安全保障最高評議会書記と会談しました。
シャムハーニー書記はエロー外相との会談で、フランスでテロ組織モナーフェギンが自由に活動していることを非難し「モナーフェギンへのあらゆる種類の支援は、イランへの非友好的なメッセージの発信を意味する」としました。
エロー外相も、この会談で、「核合意後の雰囲気の中、イランとフランスの政治・経済関係の展望は明るい」と述べました。