一日一冊、本の紹介(58)
2月 16, 2017 15:22 Asia/Tokyo
観光とは、一般に、娯楽を目的とした旅のことを指します。
近年では、日常の生活や職場を離れるあらゆる旅が含まれます。観光という言葉が生まれたのは、中流階級の人々が旅行をするようになったときでした。人々の経済力が向上し、寿命が延びたことで、それが可能となったのです。
多くの観光客は、何よりも、目的地の気候、文化、自然に興味を持っています。裕福な人々は、常に特別な目的を持って、遠く離れた地域を旅します。例えば、有名な建築や芸術作品を見たり、新しい言葉を習ったり、いつもとは異なる料理を味わったりなど。観光ツアーは、今日、世界中で非常に重要な産業となっています。
「観光の種類、分類の枠組み」という本は、ラヒーム・ヤアグーブザーデによって執筆され、テヘランで出版されています。イランにおける観光産業は新しい産業であり、観光に関する実践と理論を研究するための学術的な努力は、20年ほど前から行われてきました。この本の中では、バーチャル、医療、娯楽、宗教、冬季、国際、集団、自然散策といった観光の種類の分類が紹介されています。
この本は、これまで観光に関して提示されてきた見解やモデルを分析し、さまざまな種類の観光の包括的な分類が提示されています。作者はこの本を5つの章に分け、観光に関する概要を述べた後、観光の動機や観光客の分類について説明しています。そして最後に、イランにおけるいくつかの観光モデルの状況が解説されています。
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