EUとIAEAが、改めてイランと6カ国の核合意への支持を表明
2月 18, 2017 19:26 Asia/Tokyo
EUとIAEA・国際原子力機関が共同声明を発表し、イランと6カ国の間に成立した核合意としての包括的共同行動計画への支持を再度表明しました。
イルナー通信によりますと、ベルギー・ブリュッセルにおけるEUとIAEAの幹部らによる5回目の会合の終了に際して発表されたこの声明では、「EU代表は、この核合意の共同委員会の調整役として、今後とも核合意の実施に関してIAEAと緊密なコミュニケーションをとる意向である」とされています。
また、「EUは、教育訓練や設備などをはじめとする技術的な支援をIAEAに提供する」と表明されています。
EUはこの表明に基づき、さらに特に核の安全保障や研究調査の分野における核関連の3つの合意の補足事項の実施に際して、イランとの協力に関する報告書を提出しています。
イランとの核合意に対する国際的な支持を表明する声明はイランがIAEAや国連、そして安保理に対し、全ての取り決めを遵守している事実を認めています。
アメリカのトランプ大統領は常に、この核合意に関わったそのほかの国とは異なる立場を表明し、この核合意を史上最悪の合意であるとしています。
トランプ大統領は、アメリカ大統領選挙の運動期間中も、常にこの核合意を大惨事、あるいは世界最悪の合意と呼んでおり、大統領に当選した暁には即座にこの合意を破棄すると公約していました。
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