イラン人監督の授賞式欠席、アメリカへの抗議の表れ
2月 28, 2017 17:41 Asia/Tokyo
アカデミー賞外国語映画賞を受賞したイランのアスガル・ファルハーディ監督の代理人が、この授賞式に監督が出席しなかったことは、アメリカの人種差別政策への抗議を表したものだとしました。
イルナー通信によりますと、ファルハーディ監督の代理人をつとめたアンサーリーさんは、「ファルハーディ監督はこの措置によって、入国禁止のために、アメリカにいる友人や家族に会うことができない人々との連帯を示そうとした」と述べました。
またもう一人の代理人のナーデリー氏も、監督の授賞式欠席について、「自らの信念に基づいて行動しようとするとき、困難な決定を下さざるを得ない。そのためファルハーディ監督もこうした措置をとった」と語りました。
第89回アカデミー賞授賞式で、ファルハーディ監督のイラン映画「セールスマン」が外国語映画賞を受賞しました。
ファルハーディ監督がこの賞を受賞するのはこれで二度目になります。ファルハーディ監督やこの映画の出演者は、トランプ大統領の大統領令に抗議し、27日月曜に開催されたこの式典に出席しませんでした。
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