3月 09, 2017 17:16 Asia/Tokyo
  • 日本とイラン、税関検査装置に関する8億円の合意覚書に調印

イランと日本が、イラン南東部チャーバハールの税関を中心としたイランの税関の整備を目的に、8億円の合意覚書に調印しました。

IRIB通信によりますと、イラン駐在の小林日本大使と、イラン関税局のカルバースィヤーン局長は、8日水曜、テヘランで、イランの税関における大型X線検査装置の設置に関する合意覚書に調印しました。

カルバースィヤーン局長は、この覚書の調印式で、ここ数年のイランと日本の税関の協力拡大に触れ、「日本の協力により、この数年に3回アフガニスタンの税関職員のためのイランの教育講座が開催された」と語りました。

さらに、世界税関機構の違反対策地域事務所の評価によれば、イランの税関は、麻薬や密輸品対策の分野で世界でも優れた税関のひとつとされているとし、「昨年、イランの税関では、麻薬など290トンが押収された。その大部分は、アフガニスタンやパキスタンに密輸される予定だったものだ」としました。

一方の小林大使もこの式典で、日本はこれまで以上にイランとの関係を拡大したい意向だと強調し、「イランの税関への検査装備の協力も、そうした目的のために行われている」と語りました。

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