ＩＡＥＡ事務局長、ＩＡＥＡの予算縮小について警告

ＩＡＥＡ国際原子力機関の天野事務局長が、必要な費用が確保できなかった場合、イランの核施設の通常の査察活動ができなくなると警告しました。

ＡＰ通信によりますと、天野事務局長は、22日水曜、イランの核施設への計画的な査察に向け、莫大な費用が必要なことに触れ、「アメリカをはじめとする加盟国からさらなる資金の拠出がなければ、イランの核施設の通常の査察活動ができなくなる」と語りました。

天野事務局長は、「2018年、ＩＡＥＡは、例年よりも2.1％多い3億7000万ユーロの予算を必要とする。この予算の増加がなければ、ＩＡＥＡは、特にイランに対する査察活動を続けることはできない」と語っています。

天野事務局長は先週、最新の報告の中で、再び、イランの核活動の平和性を強調し、「イランはこれまで、ＩＡＥＡに対するすべての取り決めを守ってきた」と語りました。