イラン外相、「アメリカのシリア攻撃は危険な行為」
(last modified Sat, 08 Apr 2017 12:02:39 GMT )
4月 08, 2017 21:02 Asia/Tokyo
  • イラン外相、「アメリカのシリア攻撃は危険な行為」

イランのザリーフ外務大臣が、「アメリカのシリア攻撃は国際法に反するもので、危険な行為だ」と述べました。

ザリーフ大臣は8日土曜、テヘランで、ハンガリーの副首相と会談し、シリアのここ数日間の情勢について触れ、「イランは、国際法の違反であり、危険な行為である化学兵器の使用やアメリカのミサイル攻撃によりシリアの人々が犠牲になった問題を非難する」としました。

さらに、シリアは以前、化学兵器禁止機関によって兵器を廃絶したが、この機関はテロリストに武装解除させなかったとし、「アメリカのシリア攻撃の口実は、後に、テロリストの悪用につながるだろう。そして彼らが劣勢に陥るたびにこのような行動に出ることになる」としました。

また、世界のテロや過激主義の拡大する危険性を指摘し、「テロの危険性に注目し、宗教間の共通の理解を強化し、これによって国際的な安全を確保すべきだ」としました。

一方のハンガリー副首相もこの会談で、イランとハンガリーの関係が拡大し、非常に良好な状態にあるとし、その更なる拡大を強調しました。

ハンガリー副首相は、1日土曜、使節団を率いて、イランの関係者と会談するため、テヘラン入りしました。

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