イランとロシアの大統領が、シリア支持継続を強調
4月 10, 2017 18:47 Asia/Tokyo
イランとロシアの大統領が、電話会談で、シリアへの支持の継続を強調しました。
ローハーニー大統領とプーチン大統領は9日日曜夕方、電話会談で、アメリカのシリア攻撃は侵略的で、国際法や国連憲章に反するものだとし、シリア人への支持継続の必要性を強調すると共に、この攻撃はテロリストを支援するだけだとしました。
ローハーニー大統領は、アメリカのシリア攻撃を非難すると共に、この一方的な攻撃を国連安全保障理事会で検討し、それを非難する必要性を強調しました。
また、シリアでの化学兵器の使用を非難し、「シリアのテロリストは化学兵器を獲得しており、アメリカの攻撃によってテログループはこの兵器を再度使用することになる」と語りました。
さらに、「アメリカの最近の攻撃はシリアの政治協議を軍事的な方向に進めるものであり、こうした雰囲気はイラン、ロシア、シリアのテロ・暴力対策における協力の強化を必要としている」と述べました。
プーチン大統領もこの電話会談で、アメリカのシリア攻撃は侵略行為だと非難し、「この動きはテロ支援に向けた努力であり受け入れられない」としました。