イランの選挙運動期間が終了し、明日投票日
イラン大統領選挙の候補者による選挙運動の期間が終了し、投票までのカウントダウンが始まっています。
選挙運動期間は、18日木曜午前8時に終了しました。
第12期イラン大統領選挙は、第5期市町村議会選挙とともに、明日19日金曜に実施されます。
最後まで候補として残っているローハーニー現大統領、ライースィー師、ハーシェミータバー氏、ミールサリーム氏の4人は、17日水曜にも支持者に向けた集会などを開きました。
ガーリーバーフ・テヘラン市長は、ライースィー師を支持し、ジャハーンギーリー副大統領はローハーニー大統領を支持して出馬を辞退しました。
ハーシェミータバー氏も出馬を取り下げてはいませんが、ローハーニー大統領に投票すると表明しました。

ローハーニー大統領は、イラン北東部のマシュハドで支持者を前に、イランのすべての国民に対し、平穏の中で秩序を守り、投票所に足を運ぶよう求めました。
ライースィー師は、北東部北ホラーサーン州のボジュヌールドの支持者を前に、IT分野の雇用を10万人から40万人に増やすことを約束しました。

また、マシュハドの支持者を前に、「国民を尊重し、その地位を保つことで、雇用創出を拡大し、年間100万人の雇用を実現する」と述べました。

ミールサリーム氏は、テレビのインタビューで、「さまざまな問題の解決法は、抵抗経済だ」と語りました。

ハーシェミータバー氏は、IRIB通信のインタビューで、「選挙の勝者も敗者も、法を遵守すべきだ」と述べました。
さらに、「抵抗経済とこれまでの努力に注目すると、観光とその分野の雇用に力を入れるべきだ」とし、すべての国民に対し、明日の選挙に参加するよう呼びかけました。