イランとフランスの大統領が協力拡大を強調
May 23, 2017 16:43 Asia/Tokyo
イランのローハーニー大統領とフランスのマクロン大統領が、電話会談を行い、両国の協力拡大を強調しました。
ローハーニー大統領は22日月曜夕方、マクロン大統領と電話で会談し、両国の友好関係と協力が拡大に向かっていることに触れ、イランとフランスの関係強化を強調しました。
また、イランと6カ国の核協議におけるフランスの影響力ある役割に触れ、「残念ながら、この合意の実施において、一部の国の責務不履行が見られるが、フランスやEU諸国には核合意の実施においてより大きな役割を果たすことが期待されている」と語りました。
さらに、テロに全面的に対抗することの必要性に触れ、「イランは全面的にテロ対策を行い、シリア危機を解決する上で、フランスをはじめとする他国と協力を行う」と述べました。
マクロン大統領も、ローハーニー大統領の再選に祝辞を述べると共に、イランにおける最大限の人々の選挙参加を重要かつ際立ったものだとして、さまざまな分野における両国の協力拡大の必要性を訴えました。
さらに、核合意が地域、国際的に重要な取り決めであるとして、「経済を発展させ、イランとの協力レベルを向上させるためにすべての国は核合意を守るべきだ」と語りました。
また、シリア危機の解決と地域のテロ対策におけるイランの役割の重要性に触れ、すべての国は地域の平穏と安定の確立のために、テロ対策を真剣に考え、これに関する努力を行うべきだと強調しました。