イラン治安部隊報道官、「アメリカが方針を変えなければ、イランは根本的な歩みを進める」
6月 18, 2017 17:20 Asia/Tokyo
イラン治安部隊のジャザーエリー報道官が、「アメリカとシオニストが方針を変えなければ、イランはより根本的な歩みを進めることになる」と語っています。
ジャザーエリー報道官は、17日土曜夕方、IRIB通信のインタビューで、イランはアメリカに懲罰を与える手段を有しているとし、「アメリカ政府は、理不尽かつ利己的で覇権を振るう政権であり、イランに対する敵対の根本もそれらの問題にある」と語りました。
また、「世論は、アメリカとシオニストをテロの義理の父親だと考えている。アメリカがイスラム革命防衛隊をテロの支援者と呼んでいるのは、歴史的な風刺だ。なぜなら革命防衛隊は、パレスチナ、イラク、シリアの人々を支援し、テロリストへの対応にも疑いの余地はないからだ」としました。
アメリカ上院は、15日木曜、イランの情勢を悪化させる行動への対処法と呼ばれる対イラン追加制裁案を可決しました。
この法案は、弾道ミサイル、テロ関連、武器制裁の実施に関するものとなっています。
ジャザーエリー報道官は、「世界の人々は、アメリカのオバマ前大統領が、ISISの創設とこの組織への支援に関与したことをトランプ大統領が認めたことを忘れてはいない」と述べました。
さらに、「制裁の強化、核合意の違反、イスラム革命防衛隊をテロリストと呼ぶことなどのアメリカの行動は、彼らに対抗する上でのイランの意志をさらに強いものにする」と強調しました。
また、アメリカと地域の反動政権によって育成されたテロ組織との戦いを強調しました。
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