イラン外相が、アルジェリア首相と会談
イランのザリーフ外務大臣が、アルジェリアのアブデルマジェド・トブン首相と会談しました。
トブン首相は18日日曜、この会談で、一部のアラブ・イスラム諸国の間における緊張の発生を批判し、「イスラムは、団結の要素であり、全てのイスラム諸国は共通の利益を有している」と語っています。
また、ザリーフ大臣とアルジェリアのメサヘル外務大臣も、18日、首都アルジェで会談した後、共同記者会見しで、外国の干渉を抜きにしてのペルシャ湾岸諸国の間の緊張を初めとした、地域内の対立の平和的な解決を強調しました。
ザリーフ大臣はまた、「テロは地域の主要な問題であり、その解決はこの地域各国における民主主義の確立である。それができてからこれらの国は、過激派対策を優先すべきだ」と述べました。
また、「地域諸国の問題の解決法が、地域外諸国からの押し付けられるものであってはならない」とし、「外国の干渉は、地域諸国の危機の長期化、複雑化を招いている」としています。
さらに、ペルシャ湾岸諸国の間に生じた最近の緊張について触れ、「イランはカタールとその近隣諸国との間の関係の緊迫化を懸念しており、その最良の解決法は対話であると考える」と語りました。
一方のメサヘル大臣も、対話による中東諸国の問題の解決を強調し、「アルジェリアの外交政策における優先事項は、各国の主権の尊重とテロ対策である」と述べています。
イランとアルジェリアの外務大臣は、記者会見の前に二国間関係の発展や地域・国際問題について協議を行いました。
ザリーフ大臣は18日、北アフリカ諸国の歴訪を開始し、最初の訪問国としてアルジェリアに到着しました。
ザリーフ大臣はまた、アルジェリアの次にモーリタニアとチュニジアを訪問する予定です。