イスラム世界の敵に対する態度についての最高指導者の見解
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イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、テヘランで行われた断食明けの祝祭の礼拝で説教師を務め、「イスラム世界、特にイスラム法学者や有識者は、たとえ圧制者に不満を抱かれたとしても、イランと共に、敵や反対者に対して自分たちの立場をはっきりと表すべきだ」と語りました。
(last modified 2025-10-27T01:35:03+00:00 )
6月 26, 2017 15:20 Asia/Tokyo
  • イスラム世界の敵に対する態度についての最高指導者の見解

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、テヘランで行われた断食明けの祝祭の礼拝で説教師を務め、「イスラム世界、特にイスラム法学者や有識者は、たとえ圧制者に不満を抱かれたとしても、イランと共に、敵や反対者に対して自分たちの立場をはっきりと表すべきだ」と語りました。

ハーメネイー師は、26日月曜朝、断食明けの祝祭に際して祝辞を述べ、「イスラム世界には多くの傷が存在する。バーレーン、イエメン、その他のイスラム諸国における問題は、イスラム世界の大きな傷だ」と強調しました。また、「イスラム世界は、イエメンの人々をはっきりと支持し、断食月にこの国の人々を攻撃した圧制者たちへの嫌悪を示すと共に、イエメンの人々、バーレーンやカシミールの人々を支援すべきだ」としました。

 

数年前から、イスラム世界は危機に直面しています。イスラムの目覚めは、秩序だった民主的な運動として始まったものの、全体を率いる指導者がいなかったこと、民主的な運動を支持する立場ははっきりと取られなかったことから、その目的を達成することができませんでした。敵は、イスラム諸国の人々の間で調和が取れていないことを悪用し、イスラム世界を危機に直面させています。バーレーンの人々は、2011年から平和的な革命を開始しました。この革命は今も続いていますが、イスラム世界がバーレーンの人々の要求に無関心で、彼らを支援していないため、この国の政権は、より大胆に、国民を弾圧し、イスラム法学者を侮辱しています。

現在、バーレーンのシーア派高位聖職者ガーシム師の自宅の軍事的な包囲と、拷問の激化につながっているバーレーン危機の継続の原因は、イスラム世界に統一の取れた政策が存在しないことの中に探るべきでしょう。イスラム世界、特にイスラム法学者や有識者は、バーレーン情勢に対してはっきりとした立場を取っていません。そのため、アメリカをはじめとする敵のゴーサインによって、バーレーンの聖職者や国民の弾圧が続けられているのです。

イエメンの状況は、バーレーンよりも深刻です。イエメンの人々は、断食月にもサウジアラビア軍の攻撃に晒されました。イエメンの人々は、陸、空、海から包囲され、毎日の攻撃の中で殺害されており、この国は人類に対する戦争犯罪の展示場のようになっています。この中で、国連人道問題調整事務所は、26日月曜、声明の中で、「多くの要請にも拘わらず、今年の断食月にもイエメンの人々やインフラに対する空爆が行われた。これは国際法や人道に関する法への明らかな違反だ」と発表しました。

イエメンの食品や医療、衛生に関する状況も、見る者の心を痛ませるものです。コレラが蔓延し、医療施設が破壊され、彼らの治療の条件が整っていないことは、イスラム世界にとっての大きな傷となっています。ユニセフによれば、イエメンで、毎日新たに5000人がコレラにかかっていると報告されています。現在、コレラの感染患者は、20万人を超えました。このコレラの蔓延は、サウジアラビアによる攻撃の直接の結果であり、このような状況の中で、イスラム世界に対しては、イエメンの虐げられた人々をはっきりと支持し、サウジアラビアやアメリカの圧制者に嫌悪を示すことが期待されるのです。