イラン大統領、イラク北部モスルの解放に祝辞
7月 01, 2017 18:10 Asia/Tokyo
イランのローハーニー大統領が、イラクの政府高官に別々にメッセージを送り、テロ組織ISISの占領からのモスル解放に祝辞を述べました。
イラク国防省は、29日木曜、声明の中で、ISISのモスル占領の終結を発表しました。
イラン大統領府のインターネットサイトによりますと、ローハーニー大統領は、30日金曜、イラクのマアスーム大統領とアバディ首相、イラクのシーア派の指導者スィースターニー師に対して、別々にメッセージを送り、モスルの解放に祝辞を述べました。
ローハーニー大統領はまた、アバディ首相へのメッセージで、イランは全地域の全面的なテロとの戦いに向けた用意があるとしました。
イラン外務省のガーセミー報道官も、テロ組織ISISのモスルにおける大きな敗北に祝辞を述べると共に、テロの資金源や思想的根源を根絶する、集団的措置の継続を求めました。
ガーセミー報道官はまた、イランはテロを完全に根絶する上で、地域の政府と国民を支援する用意があるとしました。
カタールのタミム首長、レバノンのシーア派組織ヒズボッラー、イエメンのフーシ派も、モスルの解放に関して、イラクの政府と人々に祝辞を述べました。
イラク政府も、モスルの解放のために、1000億ドルを費やしていると発表しました。
アバディ首相は、「ISISの完全な掃討の後、モスルの復興が始まる」と語りました。
モスルの解放作戦は、2016年10月に始まりました。
テロ組織ISISは2014年6月、モスルを占領しました。