イラン国連大使、「テロは外国軍による軍事的な介入に根ざしたもの」
(last modified Sat, 08 Jul 2017 07:52:12 GMT )
7月 08, 2017 16:52 Asia/Tokyo
  • イラン国連大使、「テロは外国軍による軍事的な介入に根ざしたもの」

イランのホシュルー国連大使が、西アジアにおける過激派による暴力、つまり外国軍による軍事的な介入がテロの拡大の主な原因だとしました。

ホシュルー大使はプレスTVのインタビューにおいて、シリア、イラク、アフガニスタンにおけるアメリカの軍事的介入に触れ、「この介入は、安定や安全の回復を口実に行われたが、暴力的な過激派の拡大以外の結果はもたらさなかった」と述べました。

また、「地域における危機を解決する方法は、イスラム的な民主主義以外になく、テロという悪しき現象と戦うには、国際的な協力が必要だ」とし、アメリカやサウジアラビアなど、テロ組織ISISを形成させた国は、この組織に対抗する連合軍を形成することはできない。なぜなら、彼らの抵抗は見せかけのものだからだ」としました。

ホシュルー大使はさらに、「イランは、地域の安定の要素だが、サウジアラビアは、アフガニスタンでのタリバン、アルカイダなどテロ組織の形成に関与しており、サウジ政府のすべての行動は破壊的なものである」としました。

また、戦争をイランに飛び火させるためのサウジアラビアの関係者の表明に触れ、「この表明は、テロに対するサウジアラビアの明らかな支援を示した」と語りました。