イラン原子力庁報道官、「6カ国はアラーク原子炉の再設計における特別な取り決めを受け入れた」
7月 14, 2017 16:24 Asia/Tokyo
イラン原子力庁のキャマールヴァンディ報道官が、「イランのアラーク重水炉の再設計が、合意の相手側の取り決め不履行の影響を受けることはない」と語りました。
キャマールヴァンディ報道官は、13日木曜、イスナー通信のインタビューで、「イランと6カ国の核合意の中で、アラーク重水炉の条件は維持され、燃料の実験の可能性も考慮されている」と語りました。
また、「アラーク原子炉を重水炉とする条件は、イランにとって利益の多い取り引きだった。相手側は、この原子炉の再設計における特別な取り決めを、正式な文書の形で受け入れた」としました。
さらに、核問題以外のイランに対する制裁の行使は、核合意の内容に反するものだとし、「世界の大国がイランのウラン濃縮活動を受け入れた後の核合意の最大の成果は、国際的な反イランの風潮がなくなったことだった。現状において、それを再び作り出すことは、アメリカなどの西側諸国にとって不可能なことだ」と強調しました。
イランと6カ国は、2015年7月14日、イランの核活動に関する核合意に署名しました。
この合意は、2016年1月から実施されています。
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