イラン外相、「世界の多くのテロの責任はサウジアラビアにある」
7月 21, 2017 15:34 Asia/Tokyo
イランのザリーフ外務大臣が、「1998年以降に世界で起こったテロの94%は、サウジアラビアに責任がある」と語っています。
ザリーフ外相は、19日水曜、アメリカ・PBSのインタビューで、ワッハーブ派の過激な思想はサウジアラビアの正式なイデオロギーだとし、「サウジアラビアの政権は、オイルマネーによって世界に過激派を広めている」と語りました。
また、2001年のアメリカ同時多発テロ事件は、ワッハーブ派の過激な思想によるものだったとし、「世界のテロは、このグループの人々の扇動によって行われている」と述べました。
さらに、「ISISなどのテロ組織は、このような過激なイデオロギーに基づき、世界の人々に対してテロを行っている」としました。
ザリーフ外相は、アメリカにとって、どの国がテロを支援しているかは重要ではないと強調し、「アメリカにとって重要なのは、武器を売却することだけだ」と語りました。
さらに、先ごろ行われた、アメリカのトランプ大統領のサウジアラビア訪問に触れ、「トランプ大統領は、武器協定の締結準備を確信していなければ、サウジアラビアを訪問していなかった」と述べました。
トランプ大統領は、5月末のサウジアラビア訪問で、同国と1100億ドルの武器売却協定を締結しました。
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