イラン外務省、「核合意で禁じられている領域への立ち入りは認めない」
8月 27, 2017 20:21 Asia/Tokyo
イラン外務省のガーセミー報道官が、「イランは、核合意の取り決めで禁じられている領域への立ち入りを、決して他国に許可しない」と語りました。
ガーセミー報道官は27日日曜、IRIB通信のインタビューで、「アメリカは、自らの要求をIAEA国際原子力機関に強要することはできず、イランもIAEAに必要な警告や勧告を与えている」と述べています。
また、イランの核活動に関するアメリカのヘイリー国連大使とIAEAの天野事務局長との会談について、「アメリカは、イランがIAEAや核合意に協力していないと主張しようとしているが、イランは賢明な行動によりアメリカからその口実を奪った」としました。
さらに、「IAEAは、非論理的なアメリカの要求に対し、独立した国際機関としての立場を有している」とし、「イランは賢明な行動により、核合意に対する自らの政策を推進していく意向であり、こちらから核合意に違反することはない」と語っています。
ガーセミー報道官はまた、核合意にかかわっているヨーロッパ諸国に対し、「アメリカの一方的な政策に対抗し、関係国の1つを一方的に核合意の弱体化に走らせてはならない」と述べました。
ヘイリー国連大使は今月23日、IAEAの天野事務局長と会談した後、記者会見し、核合意はイランの軍事施設やそれ以外の施設の視察に違いを設けていない」としています。
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