イラン政府報道官、「イラン軍事施設の査察はアメリカの願望」
8月 29, 2017 20:46 Asia/Tokyo
イラン政府のノウバフト報道官が、イランの軍事施設への査察というアメリカの政府高官の表明に触れ、「こうした表明は、願いを表現しているもので、耳を傾ける価値はない」としました。
アメリカのヘイリー国連大使は、今月23日、オーストリア・ウィーンで、IAEA国際原子力機関の天野事務局長との会談後、「核合意では、イランの軍事施設と非軍事施設への査察は区別されていない、と主張しました。
ノウバフト報道官は、29日火曜、定例記者会見で、核合意に反するアメリカの政府関係者の最近の発言や行動にふれ、「イランは、法の枠外である事柄、特に、情報機密とされる軍事施設へのアメリカの査察を受け入れることはない」と語りました。
また、アメリカの政府と上院の行動は、核合意に反するものであるとし、「イランは、制裁の完全な解除や追加制裁の阻止に向け、必要なあらゆる措置を講じる」としました。