イラン大統領、「イランは日本との協力の拡大を歓迎する」
(last modified Thu, 07 Sep 2017 07:44:06 GMT )
9月 07, 2017 16:44 Asia/Tokyo
  • ローハーニー大統領、日本自民党の高村正彦副総裁
    ローハーニー大統領、日本自民党の高村正彦副総裁

イランのローハーニー大統領が、日本の安倍首相の書簡によるメッセージを受け取った際、「イランは、日本との全面的な協力の拡大を歓迎している」と語りました。

ローハーニー大統領は、6日水曜、日本自民党の高村正彦副総裁とテヘランで会談し、「現在、二国間の協力の拡大や投資に向けて多くの土台が存在しており、日本の民間部門や企業は、イランのさまざまな分野に参入し、活動することができる」と語りました。

また、核合意は、国際的に重要な合意だとし、「イランは、IAEA国際原子力機関の報告に基づき、常に、自らの取り決めを遵守してきたが、アメリカ政府は、取り決めを守らないばかりか、法の制定によって、国際的な協力の雰囲気を壊している」と述べました。

さらに、「イランが先に核合意に違反することはないが、相手側が取り決めを守らずに違反した場合には、必要な対応を取ることになる」と強調しました。

ローハーニー大統領は、イラク、シリア、イエメンなど、テロや衝突に巻き込まれている一部の地域諸国の人々への支援の必要性に触れ、「イランは、日本の人道支援をこれらの国の人々に移送する上で、協力する用意がある」と語りました。

一方の高村副総裁もこの会談で、日本とイランの協力の拡大を強調した安倍首相のメッセージをローハーニー大統領に手渡し、「イランは常に、地域の平和と安全に向けて建設的な役割を果たしてきた。協議に参加したすべての国は、核合意における取り決めを守るべきだ」と語りました。

さらに、朝鮮半島の緊張拡大に触れ、国際社会は、各国の好戦的な政策や暴力の拡大を阻止すべきであり、イランは重要な国として、この中で影響力を及ぼすことができるとしました。

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