10月 09, 2017 17:25 Asia/Tokyo
  • イラン国連大使、アメリカを批判

イランのホシュルー国連大使が、イランと核合意に対するアメリカの敵対的な行動を批判しました。

イルナー通信によりますと、ホシュルー大使は、ニューヨークタイムズの中で、核合意に関するアメリカのトランプ政権の誤った発言を取り上げ、「核合意は、核兵器不拡散体制の国際的な信用と国連安保理決議に基づく合意だ」と強調しました。

また、「イランは核兵器の開発や獲得を追求していない」としました。

ドイツのガブリエル外務大臣も、核合意から離脱する可能性があることを理由にアメリカを批判しました。

ガブリエル外務大臣

イランと6カ国の核合意は、2016年1月から実施されていますが、アメリカ政府は核合意の一員でありながら、常に、この核合意の実施の流れを妨害しています。

トランプ大統領は、8日日曜、アメリカのテレビ放送TBNのインタビューで、アメリカはイランとの核合意を変更するのか、それとも維持するのかとの質問に対し、「イランは核合意の精神に反している」と主張しました。

トランプ大統領は、イランと6カ国の核合意を批判し、今月12日、核合意とイランに対するアメリカの包括的な戦略に関する自身の決定を発表する予定です。

また、トランプ政権によるイランの核合意遵守に関する見解も、15日までに発表されることになっています。

アメリカの民主党、共和党の政治家の多くが、アメリカの核合意離脱について警告しています。

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