イラン核合意実施監視委員会、「核合意が違反されれば、イランにはあらゆる選択肢あり」
10月 10, 2017 19:57 Asia/Tokyo
-
ヴェラーヤティ氏
イラン核合意実施監視委員会のメンバーであるヴェラーヤティ氏が、「当委員会は10日火曜、会合を開催する」としました。
ヴェラーヤティ委員は、記者団に対し、核合意に対するアメリカのトランプ大統領の最近の立場表明に反応し、「イランにとっては、全ての選択肢が存在しており、相手側は何か行動を起こせばそれに対する然るべき回答を受けるであろうことを熟知しておくべきだ」と語っています。
また、「言動面で予測ができず、論理性に欠ける発言をするような人物にアメリカの今後を委ねることは、アメリカ自身にとっての弊害となる」と述べました。
さらに、アメリカがイランのイスラム革命防衛隊に制裁を行使する可能性について、「アメリカは、イスラム革命防衛隊に対して行動を起こそうとしているが、実際はそれよりはるかに微小な存在だ」としています。
ヴェラーヤティ委員はまた、「革命防衛隊は、地域でのアメリカの行きすぎた行動に対する全てのイラン国民の代表であり、間違いなく、この部隊がなかったら、今日ISISのテロリストがイラクとシリアを支配していただろう」と語りました。
さらに、「全てのイラン国民は、一丸となってイランの領土とイスラム体制、イスラムの信条、イラン人のアイデンティティを守っており、革命防衛隊はこうした抵抗の象徴である」と述べています。
イランと6カ国による核合意は、昨年1月から実施されていますが、アメリカは6カ国側の一員でありながら常にこの合意に違反しています。
タグ