イスラム革命防衛隊、イラン国民の支え
イランイスラム革命防衛隊が、声明の中で、革命防衛隊に対する新たな制裁の行使というアメリカのトランプ大統領の敵対的な態度は、地域の地図を変更し、イスラム諸国を弱めるための、アメリカとシオニスト政権イスラエルの政策の失敗に、革命防衛隊が重要な役割を果たしていることを示しているとしました。
19日木曜に発表されたこの声明では、イランのミサイル防衛力の拡大とシオニズムに対する闘争の継続に向けた革命防衛隊の決意が強調されています。ミサイル力を支えにしたイランの抑止力や安全保障の向上は重要な問題です。
革命防衛隊は、イランの防衛力の柱のひとつとして、敵やテロ組織との戦いにおいてその力を発揮しており、脅威に対抗する上で必要な抑止力を有していることを示しています。侵略的な大国は、十分な抑止力や防衛力を持たない国を簡単に支配できることを知っています。イランは、イランイラク戦争を経験している上、現在、周辺において、直接、あるいは間接的な脅威にさらされています。このため、イランの軍事政策の重要な目的のひとつは、防衛力を強化することです。
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師は、18日水曜、イランの若いエリートや優れた学者らを前に演説した際、アメリカのイランに対する敵対の継続に触れ、防衛力を拡大する必要性を強調し、「敵は、イランが政治、防衛、科学の面での力を拡大し、影響力のある国になったことに完全に苛立ち、強く懸念している」と語りました。
革命防衛隊は、地域の侵略者に対抗する上での抑止力や役割を示してきました。そして現在、地域諸国との戦略的な防衛協力に入っています。この中で、抑止力や防衛力の拡大は、安全保障を強化し、地域の脅威を退け、平穏を確立する上でのイランの戦略の優先事項となっています。
イランのハータミー国防軍需大臣は、19日、ロシアのショイグ国防大臣と電話で会談した際、テロとの戦いにおける革命防衛隊の役割へのロシア政府の支援と立場に感謝を述べ、「革命防衛隊は、地域の政府や人々、イランのテロとの戦いにおける力強い片腕であり、革命防衛隊をこの責務から退けることは誰にもできない」と強調しました。
アメリカの政治家は、イラン国民に敵対する行動により、イランとの敵対が終わることはないことを改めて示しました。このような状況の中で、脅威に対する抑止力の強化と防衛の備えの向上は、もっとも理にかなった道だと言えるでしょう。