欧州対外行動庁事務次長が、テヘランでイラン外相と会談
11月 22, 2017 00:04 Asia/Tokyo
欧州対外行動庁のシュミット事務次長が、テヘランでイランのザリーフ外務大臣と会談しました。
シュミット事務次長は19日日曜夜、代表団を率いてテヘラン入りし、20日月曜にイランのアラーグチー国際法担当次官とともに、イランとEUによる3回目のハイレベルの政治協議を開催しています。
シュミット事務次長はまた、ザリーフ大臣との会談では、テヘランでの一連の協議について報告し、「これらの協議においては、シリア、イエメン、カタール、レバノンを初めとする地域諸国の情勢に関して話し合いが行われ、現在の地域問題への対処に向けた政治的な協議の継続が強調された」と語りました。
さらに、「ヨーロッパ諸国は、イランと6カ国の核合意の完全な実施を強調している」と述べています。
一方、ザリーフ大臣も、様々な分野におけるEUとの意見交換や協議の継続の意向を強調しました。
イランとEUによる3回目のハイレベル協議は21日火曜と22日水曜の2日間にわたり、『原子力分野での協力、進捗と展望』をテーマとし、イラン中部イスファハーンにて開催されています。
この会合は、昨年1月にイランと6カ国の間で核合意が成立して以来、テヘランとベルギーのブリュッセルにて1回ずつ行われた会合に続くものです。