イラン外相、アフガニスタンにおけるISISへの注目を強調
12月 01, 2017 19:33 Asia/Tokyo
イランのザリーフ外務大臣が、「イランは、アゼルバイジャンのバクーでのアジアの中核会合で、アフガニスタンで拡大しつつあるISISの問題に注目する必要性を訴えている」と語りました。
ザリーフ外相は、1日金曜、バクーで開催されたイスタンブール・プロセス「アジアの中核」会合の傍らで、記者団に対し、「この会合は、アフガニスタンの経済発展と治安の確立に向け、地域諸国が協力し、共通の利益を確保するための努力の一環だ」と語りました。
また、アフガニスタン政府を中心にしたテロとの戦いと、麻薬対策に向けた国際協力の必要性を強調しました。
ザリーフ外相は、30日木曜、イタリアのローマで行われたEUのモゲリーニ外務安全保障政策上級代表との会談についても、「この会談では、シリア和平協議と、ソチの会合について話し合いが行われ、モゲリーニ上級代表に、イエメンにおけるサウジアラビアの危険な政策について説明した」と語りました。
さらに、「アゼルバイジャンのアリエフ大統領とも良好な会談が行われた。この会談では、カスピ海やエネルギー問題に関する協力、イラン、ロシア、アゼルバイジャンの3者協力、トランジット分野の協力拡大に関する、この3カ国とトルコの協力について話し合いが行われた」と述べました。
イスタンブール・プロセス「アジアの中核」会合は、アフガニスタンの安全保障の強化と関係をテーマに、1日朝、バクーで開幕しました。