イラン外務省、「偽りの非難の繰り返しは、アメリカのイランに対する誤りを挽回しない」
12月 06, 2017 19:16 Asia/Tokyo
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ガーセミー報道官
イラン外務省のガーセミー報道官が、アメリカのティラーソン国務長官の発言に反応する中で、「根拠のない偽りの非難の繰り返しが、アメリカのイランや地域に対する大きな戦略的な誤りの挽回を助けることはない」と語りました。
ティラーソン国務長官は5日火曜、EUのモゲリーニ外務安全保障政策上級代表と共同記者会見を行う中で、地域の安全と安定を乱しているとして、イランを非難しました。

イルナー通信によりますと、ガーセミー報道官は、ティラーソン国務長官のこの発言は根拠のない非難を繰り返す無意味な主張だとして、「他国への非難で、アメリカの地域における侵略的な政策による深い古傷が癒えることはない」としました。
また、イランはアメリカの植民地主義的な干渉政策の犠牲国のひとつだと強調し、ティラーソン国務長官に対して、地域の事実や歴史、罪のない人々数十万人の虐殺につながったアメリカの政策とその結果をよりよく知るべきだとしました。
さらに、イランは地域や世界におけるテロとの戦いの前線として、全力で、地域の人々に悪意を抱くものの嘘に留意することなく、治安と安定を促進し、テロや扇動行為と戦う中で、責任ある建設的な努力を続けていくとしました。
ガーセミー報道官は、「明らかに、地域の安全と安定に貢献するイランの行動への無視は、アメリカがイランのテロとの戦いに苛立っていることによるものであり、アメリカがテロを支援していることを示している」としました。
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