テヘランのアルメニア教会大司教、「イランでは各宗教の信者が完全な自由を享受」
12月 26, 2017 19:31 Asia/Tokyo
テヘランのアルメニア教会のサルキシヤン大司教が、「イランでは、様々な宗教の信者が、自らの宗教的な義務や儀式を実施出来るという、憲法の条文に明記された自由の恩恵にあずかっている」と語りました。
イルナー通信によりますと、サルキシャン大司教は26日火曜、イエス・キリストの生誕日に際して、テヘラン市評議会のメンバーらを前に、「この数日における喜ばしいムードの中、世界はこれまでのどの時代よりも平和と平穏、友愛を必要としている」と述べています。
また、「世界における平和の確立は、各国の国民の蹂躙された権利の回復と、正義の実現にかかっており、平和と正義が実現されるのは、対話と友愛、そして神の啓示宗教の信者の間の相互尊重が確立したときであるということは、歴史においても証明されている」としました。
さらに、「イランの歴史は、この国に住む人々が太古の昔から互いによりそって生活、活動し、平和共存と相互尊重、そして友愛により、宗教の聖典に述べられている真実を証明してきたことを物語っている」と語っています。
サルキシャン大司教はまた、自国の大使館をテルアビブから聖地ベイトルモガッダス・エルサレムに移転させるという、アメリカのトランプ大統領の軽率な決定、そして国際法や国連決議を無視した行為は世界、特に平和と正義を求める諸国民を新たな問題に直面させているとしました。