世界最古の人権憲章・古代イランのキュロス大王の円筒、ユネスコ登録が決定
1月 28, 2018 17:40 Asia/Tokyo
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キュロス大王の円筒
世界最古の人権憲章とされる、アケメネス朝ペルシャの最初の王・キュロス大王の円筒を初めとする、イランの3つの歴史的な遺物が、ユネスコの世界遺産に登録されます。
これは、キュロス大王の人権憲章として知られ、キュロス大王による奴隷解放や宗教選択の自由などの文言が刻まれており、世界初の人権宣言とされています。
キュロス大王が古代都市バビロンを征服した後、この人権宣言は泥でできた円筒の表面に、楔形文字による新バビロニア語で刻まれました。
この古代文書は、イランのものでありながら、現在イギリスの大英博物館に収蔵されています。

ユネスコ世界遺産国民委員会のメンバーであるスーサン・アスィーリー氏は28日日曜、イラン西部ハメダーンにおいて、イルナー通信の記者に対し、キュロス・シリンダーとして知られるこの円筒をはじめとした3つのイランの歴史的な遺物や書物が、ユネスコ世界遺産に登録されることを明らかにしました。
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