イラン外務次官、「ウラン濃縮の権利承認は、イランにとって核合意の最大の成果だった」
イラン外務省のアラーグチー政治次官が、核合意の成果を説明する中で、「核合意の最大の成果は、イランのウラン濃縮の権利が認められたことだった」と語りました。
アラーグチー次官は、29日月曜夜、テレビのインタビューで、「核合意につながったイランと6カ国の核協議で、イランは核関連制裁の解除に向けて肯定的な歩みを進めた」と語りました。
また、核協議では、イランの平和的な核活動に関連するすべての制裁の解除が明白に強調されたとし、「こうした中、イランの最大の要求は、ウラン濃縮の権利が認められることだった。この重要な問題は、西側の多くの妨害にもかかわらず、実現した」と語りました。
さらに、「国際社会、国連安保理、6カ国が、イランの核計画を尊重することになったことは、核合意の大きな成果だ」としました。
アラーグチー次官は、「アメリカの歴代の政府、現在の政府は、イランが核合意の成果を利用する段になったとき、さまざまな行動や騒動によって雰囲気を壊し、我々が核合意の利点を完全に利用できないようにしようとしたが、イランの努力により、そのような行動の影響は大幅に縮小された」と述べました。
アラーグチー次官は、核合意に対するアメリカの政策について、「トランプ大統領は、1年以上前から、核合意をなくすために努力しているが、いまだに成功していない」と語りました。
核合意の実施追求本部の責任者を務めるアラーグチー次官は、国際社会、特にヨーロッパが核合意を強く支持していることに触れ、「このことは、イランの外交的な成功、アメリカの失敗を示している」と語りました。
イランと6カ国の核合意は、2016年1月から実施されていますが、アメリカ政府は、この合意の一員でありながら、常に、核合意の実施において約束に違反しています。