イラン外務省報道官、「イランほど中東の安定と安全のために尽力した国はない」
(last modified Thu, 15 Feb 2018 10:11:55 GMT )
2月 15, 2018 19:11 Asia/Tokyo
  • ガーセミー報道官
    ガーセミー報道官

イラン外務省のガーセミー報道官は、「イランほど、中東地域の安全と安定のために尽力し、措置を講じた国はない」と語りました。

ガーセミー報道官は、地域へのイランの勢力拡大を懸念するとしたアメリカのダン・コーツ国家情報長官の発言に反応し、「このような繰り返しの主張は、邪道に外れ、正当な根拠に欠けるものだ」と述べています。

また、「政治的な捏造行為、そして偽りの恐怖感や脅威を生み出し、拡大する行為は、アメリカに利益をもたらし、西アジアや世界に情勢不安を引き起こす」としました。

さらに、シリアでシオニスト政権イスラエルの戦闘機が撃墜されて以来、シオニスト政権との間の緊張の高まりにイランが関与しているとした、ドイツ政府の立場表明に反論し、「イランは歴史ある独立国として、高い治安と安定を誇っており、地域で緊張や衝突を助長する必要はない」と語っています。

ガーセミー報道官はまた、「シオニスト政権こそが地域の安定や平穏を深刻な危険に直面させており、非難されるべきだ」と述べました。

さらに、「外部からの侵略に対する領土保全や国家主権を擁護するというシリア政府の行動は、合法的なものであり、同時にイランがシリアでのイスラエルの戦闘機撃墜に絡んでいたとする主張には根拠がなく、それを否定する」としました。

(また、「イランの政策は、地域で緊張を助長することではないが、国際社会や世界各国がシオニスト政権による連続的な占領、侵略行為や情勢不安をあおる行動に対して、具体的な行動を起こし、地域での緊張や衝突から漁夫の利を得て、自らの存続を守ろうとするこの偽りの政権の好戦主義やプロパガンダに対し、断固たる回答をつきつけるべきだ」としています。)