イラン国連大使、「サウジアラビアは好戦的な態度をやめるべきだ」
3月 28, 2018 15:35 Asia/Tokyo
イランのホシュルー国連大使が、サウジアラビアの政府に対し、好戦的な態度をやめるよう求めました。
イルナー通信によりますと、ホシュルー大使は、27日水曜、ニューヨークでイランのメディアのインタビューに応じ、サウジアラビアが国連に書簡を送り、「イエメンからサウジアラビアに発射されたミサイルはイラン製のものだった」としたことに対し、「サウジアラビアが、イエメンでの敗北を覆い隠すためにイランを非難する書簡を提出するのは、これが始めてのことではない」と述べました。
サウジアラビアは、アメリカやアラブ首長国連邦の支援を受け、2015年3月から、イエメンを攻撃し、この国を陸、空、海から封鎖しています。
サウジアラビアとその同盟国のイエメンへの攻撃で、これまでに1万4000人以上のイエメン人が死亡、数万人が負傷しており、数百万人が住む家を失っています。
ホシュルー大使は、サウジアラビアはこの戦争で、イエメンの人々に人道的な悲劇と飢餓をもたらしていると強調し、「サウジアラビアは、イエメンでの自分たちの犯罪を覆い隠すため、常に、イランに対して根拠のない非難を浴びせている」と述べました。
さらに、イランは常に、これらの非難を否定してきたと強調し、「イランはイエメン問題に関しては、政治的な方法以外に解決策はないと考えている」と述べました。
また、「サウジアラビアは、挑発的かつ好戦的な態度をやめ、隣国であるイエメンの人々の権利を守り、彼らと建設的な対話に入るべきだ」としました。
サウジアラビア連合軍は、イランがイエメンの義勇軍にミサイルや武器を供与し、イエメン危機の解決を妨げていると主張しています。