イラン大統領、「カスピ海は各国の連帯と協力の下地」
3月 30, 2018 17:36 Asia/Tokyo
イランのローハーニー大統領が、現在、カスピ海は各国の協力と連帯の手段だとして、「悪意あるものがそれを対立のための手段として利用しようとした問題は、各国の連帯、協力、協調の下地となっている」と語りました。
ローハーニー大統領は、29日木曜、トルクメニスタンとアゼルバイジャンの歴訪から戻った後、テヘランのメフラーバード空港で記者会見を行い、カスピ海は、経済、エネルギーの点で、友好関係を強化するとして、「25年後をかけてようやく、南から北、南から西のトランジット輸送に関する重要な合意が実現したが、これは非常に大きな重要性を有している」と述べました。
また、トルクメニスタン訪問に触れ、イランとトルクメニスタンは、カスピ海での共同の投資活動と生産活動を行うことで合意したとしました。
さらに、石油や天然ガス、技術サービス、電力などの経済分野の協力、地域、政治、文化面での関係拡大が、今回の訪問の成果だったとしました。
ローハーニー大統領はアゼルバイジャン訪問についても触れ、「バクー訪問で、必須の文書が調印され、イラン北部ラシュトから北西部アースターラーへの鉄道の連結により、イラン南部の水域が、アゼルバイジャン、コーカサス、トルコ、ロシア、ヨーロッパとつながることになる」と語りました。
ローハーニー大統領は、3日間の日程で、トルクメニスタンとアゼルバイジャンを訪問しました。
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