イラン大統領、「イラン恐怖症の吹き込みは、偽りであり、陰謀だ」
May 08, 2018 18:53 Asia/Tokyo
イランのローハーニー大統領が、「イラン恐怖症とイランに関する懸念の吹き込みは、偽り、陰謀であり、イランの核爆弾の使用に関する根拠のない非難は、イラン国民に対するプロパガンダの陰謀だ」と語りました。
IRIB通信によりますと、ローハーニー大統領は、7日月曜、イラン北東部ホラーサーンラザヴィー州の436の経済・都市開発プロジェクトを開始する式典で、「イランの核爆弾獲得に対する一部の人々の偽りの懸念や陰謀は、核合意によって完全に退けられた」と述べました。
また、「アメリカのこの数年の目的は、イランの地域における影響力や独立を制限することだったが、イラン国民は、この40年と同じように、彼らに対して力強く抵抗している」としました。
ローハーニー大統領は、アメリカだけが、核合意を破棄しようとしているとし、「現在、アメリカが、取り決めに反する歩みを進めれば、世界の世論や国々は皆、アメリカを約束の違反者と見なすだろう」と述べました。
また、「イランは、アメリカの核合意に対するさまざまな態度を想定しており、アメリカが過ちを犯せば、後に後悔することになる。彼らは戦略的な過ちを犯したことに気づくだろう」としました。
さらに、「イラン国民は、アメリカの目的に対して全力で抵抗する」と強調しました。
イランと6カ国の核合意は、2016年1月から実施されていますが、アメリカ政府はこの合意の一員でありながら、常に、この合意の実施に違反しています。
アメリカのトランプ大統領は、核合意の実施において繰り返し違反を行った後、5月12日までに、核関連の対イラン制裁の停止の延長について決定を下すことになっています。