西アジア初の細胞性医薬品製造工場、テヘランで稼動を開始
May 16, 2018 19:32 Asia/Tokyo
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ジャハーンギーリー第一副大統領
西アジア初の細胞性医薬品製造工場が、テヘランで稼動を開始しました。
IRIB通信によりますと、細胞性医薬品を開発、生産する技術を持つ国は、アメリカや日本などの一部の国に限られています。
この工場では、6種類の細胞性医薬品が製造され、260人を超える専門的な人材が、その製造に関わります。
この工場で製造された医薬品は、変形性膝関節症や皮膚、心臓に関する病気の治療に利用されます。
イランのジャハーンギーリー第一副大統領は、この工場の稼動開始を記念する式典で、アメリカの対イラン制裁に触れ、「アメリカは、制裁によって、イランに設備が入るのを阻止できると考えているが、そのような考えは、彼らがイラン国民の能力を知らないことからくるものだ」と述べました。
イランのガーズィーザーデハーシェミー保健医療教育大臣も、イランは幹細胞の分野で世界のトップ15カ国に入っており、地域では1位だとし、「いかなる国の人々も、迷いや失望の中で発展を遂げることはできない」と述べました。
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