イラン暦新年の始まりに際した最高指導者の年頭メッセージ
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、20日日曜、イラン暦の新年1395年の始まりに際してメッセージを寄せ、昨年は、多くの機会や脅威、よい出来事と悪い出来事を経験した年だったとしました。
モスタファヴィー解説員
ハーメネイー師は、メッカ巡礼中のメナーの惨事という苦い出来事から、2月26日の選挙や革命記念日の行進といった喜ばしい出来事、希望と不安を伴う核合意の経験に触れ、脅威を機会に変えるためには倍の努力が必要だと強調しました。また、この重要な動きにおいて急務なのは経済問題だとし、国内の生産、雇用の創出と失業率の抑制、停滞への対策と経済の繁栄の3つを、国の経済における重要な問題として挙げました。さらに、これらを実現するための条件は、抵抗経済に基づく活動と努力だとし、「抵抗経済により、失業と停滞に対処し、物価の高騰を抑え、敵の脅威に抵抗すると共に、国家に多くの機会をもたらし、それらを活用することができる」と述べました。ハーメネイー師は、イラン暦の新しい年を、「抵抗経済、実行と行動」の年と名づけ、脅威に対抗する上で、鍵となる目標に向かう明確で正しい道として、主な指標を定めました。
新年に際した最高指導者のメッセージは、2つの点から戦略的な重要性を帯びています。第一に、過去と未来の変化を現実的に見つめて正しく考えること、集団の利益を短期的かつ表面的な利益に優先させることを示している点です。そして第二の点は、核合意後の機会と脅威に対する正しい認識を強調していることです。こうした注目は、希望を持ちながらも、不安も軽視してはならないということを示しており、洞察力と賢明さによって、あらゆる障害を乗り越える必要があります。
これらの脅威の根は、昨年の地域情勢の中に見ることができるでしょう。イスラム体制の敵は、昨年、さまざまな陰謀によって、イスラム体制を否定し、国民を失望させ、イラン国民の独立を損なおうとしてきました。それにも拘わらず、彼らはイスラム体制と革命の柱にダメージを与えることはできず、イランを孤立させようとするイスラム体制の敵の努力が、この体制の価値を下げることはありませんでした。
これらすべての成功は、アメリカをはじめとする覇権主義体制の妨害の中で手にされたものです。
こうした中、昨年のよい出来事や悪い出来事への正しい分析は、最高指導者が指摘したように、希望と不安を伴うものです。最高指導者が語ったように、イラン国民は、敵の脅威による影響をゼロにすべきです。明らかに、未来を見つめる際に重要なのは、さまざまな問題を解決するためのイラン国民の意志です。イラン国民は、全ての問題が核合意によって解決されることを期待していません。重要なのは、脅威を機会に変えることによって、問題の解決法を見出すことです。
イランがあらゆる分野で、制裁、脅迫、圧力に屈することなく、力強く前進している中で、新しい年が始まりました。最高指導者が新年のメッセージで描いた戦略は、実際、新たな年に大きな成功を収めるため、この道を歩み続ける上でのロードマップなのです。