ドキュメンタリー・イラン(6);ヤズドのラーリー邸宅(日本語のナレション付)
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ヤズドのラーリー邸宅
今回は、イラン中部ヤズド州の由緒ある旧家、ラーリー邸宅をご紹介してまいりましょう。
この邸宅は、イラン中部の町ヤズドにあり、今から150年以上前のガージャール朝時代のものとされています。
この邸宅の所有者は、19世紀のヤズドの著名な商人の1人、ハージ・モハンマド・エブラーヒーム・ラーリーでした。
この邸宅の総面積は、およそ1700平方メートルにおよび、砂漠地帯の家屋に特有の建築様式で造られた6つの扉があり、大小の中庭2つ、一連のテラスや広間や複数の部屋などで構成されています。
この邸宅の住人は、冬には建物の北側の部屋を、そして夏には南側の部屋を使用し、秋には東側、春には西側の部屋を使用していたということです。
ここには、池やその周りに木立があることからこの邸宅の美しさやさわやかさが何倍にも引き立っています。
木製の扉、格子窓、色とりどりのステンドグラスは、カージャール朝時代の富裕層の家屋でよく見られます。
この邸宅には壁や天井などのすべてに鏡細工と漆喰細工が施された広間があります。さらに、その天井には絵画が描かれ、この建築様式の壮麗さに花を添えています。
ポーチの後ろには、角柱状の採風塔バードギールがあり、これは中庭からよく見えます。これについて興味深いことは、通常の採風塔とは異なり、テラスの一角に位置していることです。
この邸宅に使われているのは泥や粘土です。これらの材料は強烈な太陽光に強く、砂漠や熱帯地域で使用されています。この邸宅はイランの国家遺産に登録されており、毎年特にイラン建築の愛好家をはじめとする国内外の観光客がここを訪れています。
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