アメリカ国連大使、インドに対しイラン原原油輸入の停止を要請

アメリカのヘイリー国連大使は、対イラン制裁の強化を目的に、インドに対しイラン産原油の輸入を停止するよう求めました。

ロイター通信によりますと、ヘイリー国連大使は２７日水曜、インド・ニューデリーにて同国のモディ首相に対し、「インドがイラン産原油の輸入を停止することは重大事だ」と語っています。

また、「アメリカは、イラン南東部チャーバハール港湾を、アフガニスタンへの連絡ルートとして使用する許可がインドに与えられるよう努力する」と述べました。

インドのスワラージ外務大臣は最近、「インドはアメリカの対イラン制裁に反対である」と語っています。

また、イランとインドの協力拡大を強調し、イランとの金融取引に当たってユーロを使用する用意があるとし、「国際的な慣習と相互尊重に基づき、インドはイランとの交流を継続する」と述べました。

アメリカは２６日火曜、イラン国民に対する敵対行為という形で、各国に対し、今年１１月までにイラン産原油の輸入を全て停止するよう求めています。