イラン第一副大統領、「アメリカの制裁の目的は、イラン国民に圧力をかけること」

イランのジャハーンギーリー第一副大統領が、イラン産原油を停止させるとしたアメリカの主張は口先だけのものだとし、「アメリカの制裁による主な目的は、イラン国民に圧力をかけることだ」と述べました。

ジャハーンギーリー副大統領は、24日火曜、在外公館のイランの大使や関係者との会合で、「アメリカは、イラン国民の根本的なニーズのひとつである医薬品の輸入にも厳しい措置を加えている」と語りました。

また、イランの地域における戦略、特に地理的な状況に触れ、「イランは、近隣諸国と緊密な関係を有している」と述べました。

さらに、アメリカは、一部の国のイランとの協力を妨げようとしているとし、「国際社会はイランの味方であり、アメリカは世界で孤立している」と強調しました。

ジャハーンギーリー副大統領は、「アメリカは、イラン経済への圧力により、国民の生活に影響を及ぼすことができると考えている」とし、「国際的な経済機関の報告によれば、イランは、世界経済ランキングで17位であり、イランの貿易額も、およそ2000億ドルだ」と語りました。

さらに、「イランは、世界で最も対外債務の少ない国であるだけでなく、イランの資産の一部は、国外で凍結されている」と語りました。