イメージが語るイラン
タバス行政区にあるジェンハー峡谷
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ジェンハー峡谷
イラン東部に位置するタバス市内から35キロ離れたところに、ジェンハー峡谷(魔の精の峡谷)があります。
ジェンハー峡谷は、ペルシャ語で魔の精たち(ジェンハー)が存在する峡谷を意味します。この峡谷は、数千年もの長い年月をかけて、大地の侵食や洪水などの影響により形成されたものです。この峡谷にはまた、いくつものトンネルがあるほか、岸壁の中に「昔のゾロアスター教徒の家々」と呼ばれる、数多くの窪みが存在し、これもまた峡谷の見所の1つとなっています。これらのトンネルや岩壁の中に掘られた何本もの通路は、おそらくサーサーン朝時代(西暦226年~651年)に掘られたものとされています。この峡谷一帯は、周辺の荒野や砂漠とは全く異なる別世界であり、豊富な水も存在します。

タバス行政区の美しい観光地域の1つ・ジェンハー峡谷

ジェンハー峡谷

この峡谷には、場所によってV字谷やU字谷などが見られる

ジェンハー峡谷がかもし出す絶景

地元民の間では、魔の精や幽霊がすむ恐ろしい場所とされているジェンハー渓谷

周囲の砂漠とは正反対に、清水にあふれたジェンハー峡谷

ジェンハー峡谷の美景

峡谷内のトンネルや通路が掘られたのはサーサーン朝時代とされる

延べ9キロにも及ぶ峡谷内の順路は、メインとなる通路1本と9本のわき道がある

大地の侵食や洪水によって形成されたジェンハー峡谷と内部の通路
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