イラン国連大使、「イエメン人の間の対話を支持している」
8月 15, 2018 17:28 Asia/Tokyo
イランのホシュルー国連大使が、イランの立場は、常にイエメン人による対話を支持するものだと強調しました。
イルナー通信によりますと、ホシュルー国連大使は、14日火曜、国連事務総長と安保理議長に書簡を送り、イランが国連安保理決議を無視しているというサウジアラビアの主張には根拠がないとして、「サウジアラビアは根拠のない主張を提示することで、イエメンにおける自国の犯罪を隠蔽しようとしている」と語りました。
また、サウジアラビアは毎日、住宅地や病院、学校、市場、モスク、港湾、空港、さまざまなインフラを空爆しているとして、サウジアラビアはイエメンの軍事介入を停止し、その封鎖を解くべきだとしました。
さらに、書簡の中で、国際社会に対して、サウジアラビアによるイエメンの人々に対する非人道的な行動と侵略が継続し、この行為によって地域全体の平和と安定が脅かされた場合のマイナスの結果について警告を発しました。
ホシュルー大使は、イエメンの和平に関するイランの提案に触れ、イランは和平計画の実行にむけた建設的な対話に、関係者とともに参加する用意があるとしました。
イランのザリーフ外務大臣は、これ以前に、イエメンの和平確立に向けた計画を国連に提案しました。この提案は、停戦、人道支援、イエメン人同士の対話、統一政府の樹立などが含まれています。
サウジアラビアは、アラブ首長国連邦やアメリカ、その他の数カ国とともに、2015年3月からイエメンを軍事侵攻し、陸、海、空から封鎖しています。
サウジアラビアと同盟国の攻撃により、これまで数万人が死傷し、数百万人が住む家を失っています。