イランがOPECの非政治化を求める

在ウィーン国際機関イラン政府代表部のガリーブアーバーディ代表が、OPEC石油輸出国機構が政治化しないよう求めました。

イルナー通信によりますと、ガリーブアーバーディ代表はOPECのバルキンド事務局長とウィーンのOPEC本部で会談し、「一部の国はOPECを悪用することで、その政治的な目的を果たそうとしている」と語りました。

また、「現在の国際関係とエネルギー市場における陰謀に満ちた状況の中で、OPECが独立性を維持し、政治的な国際機関になることなく、一部の加盟国がこの機関を利用して、政治的な目的を果たすのを許さないことが重要だ」と述べました。

さらに、核合意の離脱、一方的な制裁の復活など、アメリカの違法で一方的な行動に触れ、「どの国も加盟国の生産量と輸出量の配分に影響を及ぼすことはできない」としました。

バルキンド事務局長も、この会談の中で、「イランはOPECの創設国のひとつとして、常にこの組織の重要な地位にあり、また重要で建設的な役割をその戦略の中で果たし、この組織の重要な決定に大きな影響を及ぼしている」と語りました。

また、OPECとイランの良好な関係を強調し、OPECの独立性の維持は特別な重要性を有しており、この機関は常に独立した、非政治的な技術的機関であるべきだとしました。