イラン原子力庁長官、「アラーク重水炉の設計変更作業グループに、アメリカの代わりにイギリスが加わった」
8月 22, 2018 18:18 Asia/Tokyo
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イラン原子力庁のサーレヒー長官
イラン原子力庁のサーレヒー長官が、「アメリカの核合意からの一方的な離脱により、アラーク重水炉の設計変更作業グループに、アメリカに代わってイギリスが入った。これまでは、イラン、アメリカ、中国によって結成されていた」と語りました。
サーレヒー長官は、22日水曜、IRIB通信のインタビューで、イランのすべての核関連作業は順調に進められており、何の問題もないとし、「アメリカの核合意からの離脱にもかかわらず、新たな発電所の建設、研究、開発などに問題は存在せず、核技術を利用した病院の建設や医薬品の開発といった活動が追求されている」と語りました。
また、アメリカの制裁の復活は、イランの核活動に影響を及ぼしていないと強調し、「イランの核プロジェクトの大部分は、国内の力、あるいはロシアとの協力によって行われており、ロシアも取り決めを守っている」と語りました。
さらに、ブーシェフル第2原発の進展を明らかにし、「現在、この原発は、計画よりも早く進んでおり、6年後には第2原発が稼動し、それから2年後には第3原発も軌道に乗るよう望んでいる」と語りました。
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