EU上級代表、「すべての同盟国は、核合意を維持するために努力を続ける」
(last modified Thu, 30 Aug 2018 09:59:41 GMT )
8月 30, 2018 18:59 Asia/Tokyo
  • EUのモゲリーニ外務安全保障政策上級代表とオーストリアのファン・デア・ベレン大統領
    EUのモゲリーニ外務安全保障政策上級代表とオーストリアのファン・デア・ベレン大統領

EUのモゲリーニ外務安全保障政策上級代表が、「イギリス、フランス、ドイツのヨーロッパ3カ国は、核合意を維持するための努力を続ける」と語りました。

イルナー通信によりますと、モゲリーニ上級代表は、29日水曜、オーストリアのファン・デア・ベレン大統領と会談した後、「EUは、アメリカの制裁にも拘わらず、すべてのパートナー国と核合意の維持に向けて努力する」と語りました。

アメリカが核合意から離脱した後、EUとイランの核合意に署名した国々は、核合意の遵守を表明すると共に、イランにもこの合意に留まるよう求めました。

イランは、核合意を維持するためには、この合意による利益を保障するためのヨーロッパの具体的な措置が必要だとしています。

イランのザリーフ外務大臣は、最近、イランはヨーロッパの具体的な措置を待っていると表明しました。

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師は、29日、政府閣僚との会談で、「ヨーロッパとの関係や協議の継続に問題はないが、それを続けるのと同時に、経済や核合意などの問題について彼らに期待するのはやめるべきだ」と語りました。

また、核合意や制裁といった問題におけるヨーロッパの不適切な態度を批判し、「彼らの約束を疑いの目で見ることで、問題の流れに十分警戒する必要がある」としました。

さらに、「ヨーロッパは、イランの政府関係者の言動から、彼らの行動には、イランの適切な反応や措置がついてくることを理解すべきだ」と語りました。

 

 

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